2008年03月22日

ギター用ケーブル(シールド)について考える

ギター用ケーブルには、安価なものから、プロ仕様の高価なものまで様々あります。
ギターケーブルの主要メーカーと言えば、CANARE、BELDEN、CAE Japan、George L's、MONSTER CABLE、Providence、ZAOLLA、PLANET WAVES、VOX、などでしょうか。
安いものでは1,000円以内から高いものでは10,000円台まで、ギターケーブルにも様々ありますが、ギターケーブルによって音質はどれほど変わってくるのでしょうか。
今回は、ギターケーブルについて考えていきたいと思います。

僕の考えというか、色々な文章を読んだり、実際にテストしてみたりした末の結論を言うと、
「確かに音は変わるが、その差は殆ど聴き分けられないほど微妙なもので、また、その差もどちらが良い、というような差ではない。」と思います。
(ガリやノイズのあるシールドや、超安価なシールドは比較対象として除きます。ここでの比較は、CANARE程度以上のシールド、と考えてください。)

ギターケーブルに限らず、オーディオケーブルの違いによる音質の良し悪しについては、長い間論争になっていますね。
ケーブル(広く言うと線材)というのは、物理学的に言えば構造は殆ど一緒で、音質を左右するのは、ケーブルの長さ、太さである、と言われています。
ケーブルの長さが長くなると、外部ノイズ増加、抵抗値増加、静電容量増加による高域のロス、など、音質的には確実に変化します。
必要なければ、なるべく短いシールドを使用した方が良い、ということは言えると思います。
しかし、長さによる変化も、微妙なものです。
見た目、操作性、動きやすさなども、ギタリストにとっては重要な要因ですので、長いケーブルや、カッコイイケーブル(例えばカールコードなど)を使用するのも、僕は全然アリだと思います。
気になる方は、CANAREなどのケーブルの3mと10mなど、同社製品の長さ違いを比較してみて、その音質差を確認した上で、自分のスタイルに合った最適なケーブルの長さを選択してください。

さて、本題です。
ケーブルによって音は変わるのか、ということです。
コレに関しては、先に結論を述べたとおりです。
物理的に見ても、確かに静電容量や導体抵抗、材質などが違うので、差があると言えば差があるのですが、
耳で聴き分けられるほどの差では無い上、それぞれのケーブルの個性と言ってしまえばそれまでなのです。
しかし、音楽は物理学では解釈できません。
なので、実際にブラインドテストを自分でしてみました。
使用したケーブルは手元にあったVOX、BELDEN、CANARE、PLANET WAVES、など。
長さも15cmのパッチケーブルから、10mまで様々。
その結果、実際に違いをはっきりと聴き分けられたのは、長さが極端に違うケーブルの場合だけで、他の場合は、殆ど違いがわからなかったのです。
僕の耳がバカ耳であると言われれば返す言葉は無いのですが。

それでは、何故「高いケーブルは音が良い!」という人が多いのでしょうか。
僕は、コレは実際の違い10%、思い込み(プラシーボ)効果90%くらいのせいだと思っています。
人間の聴覚(聴覚だけに限らず感覚全般ですが)は、必ず脳を通って解釈されます。
良い、悪いの判断も、聴覚ではなく、脳で判断されるわけです。
同じ音を聴いたとしても、良い、という人もいれば悪い、という人もいるのと、同じ理屈です。
つまり、「このケーブルは高いから音が良い。」「このケーブルは低域がよく出る。」と思って使っていれば、当然そのように聴こえるわけです。

しかし、聴く側は高いケーブルだとか、安いケーブルだとかは知るはずもなく、
また、音は自前のケーブルだけではなく、ギター内の配線、エフェクター内、アンプ内、PA側のケーブルなど、様々な道を通っているのです。
ギターケーブルだけで比較しても微妙な差なのに、果たしてステージ上やスタジオ内で、どれほどの違いが出るのでしょうか…。

ケーブルについての意見は、あくまで僕個人の意見です。
しかし、ある程度調査して、自分で実際にテストした末の意見でもあります。
僕がギターケーブルを選ぶ基準は、安さ、見た目、取り回しの良さ、ある程度の品質と耐久性、です。
僕は、高価なケーブルにお金を費やすぐらいなら、エフェクターやギター、練習代やライブ代にお金を費やしたい、と思っています。
そんな僕の最近のお気に入りのケーブルはCLASSIC PROです
このケーブルはとにかく安くて良い!カラーバリエーションも豊富だし。
アマチュアで使用するなら、コレくらいで十分でしょう。

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posted by りょーちん at 11:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | ケーブル
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